年に一度の特定健診で、生活習慣病の“早めのサイン”を見つけましょう
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「特に症状はないから、健診はまだ大丈夫」
そう思っている方も多いかもしれません。
しかし、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病は、初期には自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。体調の変化を感じたときには、すでに血管や腎臓などに負担がかかっている場合もあります。
そのため、症状がないうちに体の状態を確認することが大切です。
墨田区の特定健康診査は、糖尿病などの生活習慣病を予防するため、メタボリックシンドロームに着目し、必要な方が保健指導につながることを目的として実施されています。対象となる方は、年に一度の健診を健康管理のきっかけとして活用しましょう。
特定健診でわかること
特定健診では、血圧、体重、腹囲、血液検査、尿検査などを通して、生活習慣病のリスクを確認します。
たとえば、血糖の異常は糖尿病のリスク、脂質の異常は動脈硬化のリスク、血圧の上昇は心臓や血管への負担を考えるきっかけになります。
また、尿検査では尿蛋白や尿糖を確認します。尿蛋白は、腎臓に負担がかかっているサインとして見つかることがあります。腎臓の病気は、初期には自覚症状が出にくいことも多いため、尿検査で早めに異常のきっかけを見つけることが大切です。日本腎臓学会も、慢性腎臓病の早期発見には尿検査が欠かせないと説明しています。
「異常なし」だけで終わらせないことが大切です
健診は、病気を見つけるためだけのものではありません。
「血糖値が少し高め」
「血圧が去年より上がっている」
「体重や腹囲が増えてきた」
「尿蛋白が指摘された」
こうした小さな変化は、生活を見直す大切なサインです。
結果によっては、食事・運動・体重管理・飲酒量・塩分摂取などについて、生活指導や保健指導を受けることができます。墨田区では、健診結果により生活習慣の改善が必要と判断された方に対して、保健師や管理栄養士などの専門家による個別支援が案内される場合があります。
生活習慣は、少しの見直しで変えられます
生活習慣病の予防というと、「厳しい食事制限」や「毎日運動しなければならない」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、まずは小さな変化で十分です。
たとえば、
夕食の時間を少し早める。
甘い飲み物を減らす。
階段を使う機会を増やす。
塩分を控えめにする。
体重を毎日測る。
こうした積み重ねが、将来の糖尿病、高血圧、脂質異常症、腎機能低下の予防につながります。
健診結果は、今の体の状態を知るための「成績表」ではなく、これからの生活を整えるための「ヒント」です。
墨田区の特定健診を当院で受けられます
当院では、墨田区の特定健康診査を実施しています。
対象となる方は、墨田区から届いた受診票をご確認のうえ、受診期間内に健診をお受けください。墨田区の特定健診では、問診、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査などが行われ、費用は無料です。ただし、健診結果により治療や精密検査が必要となった場合は、保険診療として費用がかかります。
「忙しくて後回しにしていた」
「去年受けなかった」
「生活習慣病が少し心配」
「腎臓や尿蛋白の結果が気になる」
そのような方は、ぜひこの機会に特定健診をご活用ください。
年に一度の健診は、病気を見つけるだけでなく、生活を見直すきっかけにもなります。症状がない今だからこそ、ご自身の体の状態を確認してみましょう。