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【セルフチェック】双極性障害かも?と疑う方に向けて症状から診断

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監修者船橋 健吾(てらすクリニックひきふね院長)

気分の浮き沈みがあり、日常生活に支障が出ているのではないでしょうか。この記事では、双極性障害の特徴的な症状や、簡単なセルフチェックシートを用いながら、双極性障害の可能性があるかどうかを解説します。もし当てはまる項目が多い場合は、一人で悩まずに専門家の力を借りましょう。

墨田区曳舟にあるてらすクリニックひきふねでは、双極性障害の診療をしております。気軽で便利なクリニックとして、通院のしやすさに定評があります。お悩みのかたは気軽に相談ください。

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あなたは大丈夫?双極性障害のセルフチェック

仕事や家事、勉強と忙しい日々を送る中で「気分の波が激しいかも…」と感じることがあるのではないでしょうか。ここでは、双極性障害のセルフチェックシートや医療機関への受診の目安も解説します。

簡単な質問に答えるだけでOK!セルフチェック

以下の質問は、双極性障害の可能性をチェックするためのものです。リラックスして、自分に正直に答えてみましょう。

質問

  • 周りの人から「気分屋だね」とか「情緒不安定だね」とよく言われますか?
  • やる気が出すぎて、睡眠時間や食事も忘れて、何日も活動し続けてしまうことはありますか?
  • 反対に、何をするのも億劫で、1日中布団から出られない日が、一週間のうち半分以上ありますか?
  • アイデアが次から次へとあふれてきて、周りの人がついていけないと感じることはありますか?
  • 些細なことで傷ついてしまい、その後何日も気分が沈んでしまうことはありますか?
  • 集中力が続かず、仕事や勉強が手につかないと感じることがよくありますか?
  • 周りの人が驚くような、衝動的な行動(例:浪費や危険な運転、無謀な投資など)をしてしまうことはありますか?
  • 「自分は特別な能力を持っている」と根拠なく信じ込んでしまうことはありますか?

以上の質問にいくつか当てはまるものがあれば、双極性障害の可能性があります。

セルフチェックの結果と解釈

セルフチェックは、あくまでも双極性障害の可能性を考えるための1つの目安に過ぎません。セルフチェックだけで「あなたは双極性障害です」と断定することはできませんし、安心材料にもなりません。重要なのは「もしかしたら自分は双極性障害かもしれない」という心のサインを見逃さないことです。

医療機関への受診目安

「双極性障害かも?」と感じたら、一人で悩まずに、専門家の力を借りましょう。以下のような状態であれば、早めの受診をおすすめします。

  • 気分の波が激しくて、日常生活に支障が出ている(例:仕事や家事が手につかない、人間関係がうまくいかないなど)
  • 自分を傷つけ、消えてしまいたいと感じるときがある
  • アルコールや薬物に依存している
  • セルフチェックの結果が気になる

「何科を受診すればいいか分からない…」という方は、かかりつけ医や地域の精神保健福祉センターに相談しましょう。相談する内容は、どんな些細なことでも構いません。「こんなことを相談しても良いのかな?」と不安に思う必要はありません。

医療機関では、医師があなたの症状や経過を詳しく聞き取り、適切な検査や診断をします。あなたに合った治療法を一緒に考えるので、安心してください。

診断までの流れと医療機関の選び方

適切な治療を受けるためには、自分が双極性障害であるかどうかを、医師に診断してもらうことが重要です。診断の流れを参考に、受診する準備をしましょう。

精神科を受診する

心療内科や精神科を受診しましょう。内科や他の診療科ではなく、心の病気を専門とする医療機関を選ぶことが大切です。風邪のような症状であれば内科を受診しますが、心の症状は目に見えないため、専門的な知識と経験を持つ医師の診察が必要です。

医師との面談で症状や経過を伝える

医師の診察では、現在の気分や睡眠状態、食欲、過去の気分の波、家族の病歴などが聞かれます。具体的なエピソードを交えながら、できるだけ詳しく伝えましょう。「寝なくても元気で活動的になる」などの躁状態のエピソードや「家族にうつ病の人がいる」などの情報は、重要な手がかりです。

診断基準と照らし合わせて診断する

医師は、国際的な診断基準(ICD-10やDSM-5)にもとづいて、患者さんから得られた情報と照らし合わせて診断を下します。双極性障害には、症状の重さや経過によって、いくつかのタイプがあります。タイプII双極性障害は、うつ状態の頻度が高く、抗うつ薬の使用率が高い傾向です。タイプI双極性障害に比べて、臨床的な特徴が異なるという研究結果があります。

治療方針の決定と治療開始

双極性障害と診断された場合は、医師と相談して治療方針を決めます。治療法は、薬物療法と精神療法の2種類です。

  • 薬物療法:気分の波を抑える薬などを服用する
  • 精神療法:気分の波をコントロールする方法を身に付け、ストレスへの対処法を学ぶ

治療方針は、患者さん一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせて、オーダーメイドで決めていきます。

医療機関の選び方のポイント

医療機関を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 通いやすさ:自宅や職場から通いやすい場所にあるか
  • 雰囲気:院内の雰囲気が自分に合っているか
  • 治療方針:薬物療法だけでなく、精神療法にも力を入れているか

信頼できる医師と出会うことが、治療の成功に大きく影響します。焦らず、じっくりと時間をかけて、自分に合った医療機関を見つけましょう。

東京都でお悩みの方は、スカイツリー近くにある当院(てらすクリニックひきふね)までぜひご相談にいらしてください。以下のリンクから、ネットから簡単に予約できます。
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まとめ

双極性障害は、気分の浮き沈みがあり、日常生活に支障をきたす病気です。双極性障害かもしれないと思ったら、以下のポイントを確認しましょう。

  • セルフチェックシートを活用して、自分の状態を確認する
  • なるべく早めに医師の診断と治療を受ける
  • 治療には周囲の理解とサポートが重要となる

正しい治療と家族や医療者のサポートを受けることで、症状をコントロールし、充実した生活が送れます。心配な方は、少しでも早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

双極性障害について網羅的に知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。

>>双極性障害とは?Ⅰ型Ⅱ型のそれぞれの特徴と診断方法、原因について詳しく解説

参考文献

  1. Status of Type II vs. Type I Bipolar Disorder: Systematic Review with Meta-Analyses
  2. https://www.smilenavigator.jp/soukyoku/about/
  3. https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease02.html
  4. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK558998/