てらすクリニックひきふねは土日祝日も診療。内科・心療内科・精神科・皮膚科・訪問診療に対応。高齢者外来もあります。

03-6661-8974

月・火・木・金 10:00~14:00 / 16:00~20:00
水       10:00~13:00 / 14:00~18:00
土・日祝    10:00~13:00 / 14:00~17:00

当院の受付写真

不眠症の分類:眠れない理由を整理することが治療の第一歩

投稿日

更新日

「眠れない」と一口にいっても、その内容は人によって大きく異なります。寝つきが悪い人もいれば、夜中に何度も目が覚める人、朝早く目覚めてしまう人、十分寝たはずなのに熟睡感がない人もいます。不眠症を正しく理解するには、まず「どのような眠れなさなのか」を分類して考えることが大切です。

不眠症は、単に睡眠時間が短いことだけで診断されるものではありません。夜間の睡眠の問題に加えて、日中の倦怠感、集中力低下、意欲低下、気分の落ち込みなど、生活に支障が出ていることが重要なポイントです。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、不眠症は「夜間の不眠」と「日中の心身の不調」がそろった状態として説明されています。

1. 症状による分類

日常診療でよく使われるのが、症状の出方による分類です。代表的なものには、次の4つがあります。

入眠障害は、布団に入ってもなかなか眠れないタイプです。ストレスや不安、寝る直前のスマートフォン使用、生活リズムの乱れなどが関係することがあります。

中途覚醒は、眠りについても夜中に何度も目が覚めてしまうタイプです。加齢、アルコール、夜間頻尿、痛み、睡眠時無呼吸症候群などが背景にあることもあります。

早朝覚醒は、予定よりかなり早い時間に目が覚め、その後眠れなくなるタイプです。高齢者にみられやすいほか、うつ状態など心の不調と関連することもあります。

熟眠障害は、睡眠時間はある程度確保できているのに、「ぐっすり眠れた感じがしない」タイプです。睡眠の質の低下、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、生活習慣の乱れなどを確認する必要があります。これら4つの症状分類は、厚生労働省の情報でも不眠症の代表的な症状として整理されています。

2. 期間による分類

不眠症は、続いている期間によっても分類されます。

短期不眠症は、不眠と日中の不調が3カ月未満続く状態です。仕事や家庭のストレス、環境の変化、試験、旅行、病気などをきっかけに起こることがあります。多くは一時的ですが、対処が遅れると慢性化することもあります。

慢性不眠症は、不眠と日中の不調が週3日以上あり、それが3カ月以上続く状態です。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、不眠症を短期不眠症と慢性不眠症に分け、慢性不眠症の目安として「週3日以上」「3カ月以上」が示されています。 国際的な睡眠障害分類であるICSD-3でも、慢性不眠障害では3カ月以上、週3回以上という基準が採用されています。

3. 背景・原因による分類

不眠症を考えるうえでは、「なぜ眠れないのか」という背景を整理することも重要です。以前は「原発性不眠」「二次性不眠」のように、原因の有無で分ける考え方がよく使われていました。しかし現在は、身体疾患、精神疾患、薬剤、生活習慣、睡眠環境などが複雑に関係することが多いため、単純に一つの原因だけで分類するよりも、併存する問題を含めて評価する考え方が重視されています。

たとえば、痛み、かゆみ、咳、夜間頻尿などの身体症状が睡眠を妨げることがあります。うつ病や不安症などのこころの不調が不眠の背景にあることもあります。また、カフェイン、アルコール、服薬中の薬、夜更かし、昼寝の長さ、寝室環境なども影響します。厚生労働省も、不眠の原因にはストレス、こころやからだの病気、薬の副作用などがあり、原因に応じた対処が必要だと説明しています。

4. 睡眠障害全体の中での位置づけ

不眠症は、睡眠障害の一部です。睡眠障害には、不眠症のほか、日中の強い眠気を主症状とする過眠症、睡眠中に異常な行動が出る睡眠時随伴症、睡眠時無呼吸症候群、概日リズム睡眠・覚醒障害、睡眠関連運動障害などがあります。国際分類ICSD-3では、睡眠障害は不眠症、睡眠関連呼吸障害、中枢性過眠症、概日リズム睡眠・覚醒障害、睡眠関連運動障害、睡眠時随伴症などの大きなカテゴリーに整理されています。

ここで大切なのは、「眠れない」と感じていても、背景に別の睡眠障害が隠れている場合があるという点です。たとえば、夜中に何度も目が覚める原因が睡眠時無呼吸症候群であったり、寝つけない原因が脚のむずむず感であったり、休日と平日で睡眠時間が大きくずれる生活リズムの問題であったりすることがあります。

まとめ

不眠症の分類には、主に「症状」「期間」「背景・原因」という3つの視点があります。症状でみれば、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害。期間でみれば、短期不眠症と慢性不眠症。背景でみれば、身体疾患、こころの不調、薬剤、生活習慣、睡眠環境などが関係します。

不眠症は、単に「睡眠薬を使えばよい」というものではありません。どのタイプの不眠なのか、どれくらい続いているのか、背景にどのような要因があるのかを整理することで、適切な対応につながります。眠れない日が続き、日中の生活にも影響が出ている場合は、自己判断で抱え込まず、医療機関に相談することが大切です。

てらすクリニックひきふねでは、内科・心療内科・精神科などの診療を行っており、眠りのお悩みに対して、からだとこころの両面からご相談いただけます。

また、総合内科専門医として内科全般の疾患に対応する医師、精神科専門医・精神保健指定医が在籍しております。

月・火・木・金は20時まで、水曜は18時まで、土日祝は17時まで診療しているため、仕事や学校の予定に合わせて受診しやすいのも特徴です。曳舟駅東口から徒歩1分、京成曳舟駅から徒歩4分の場所にあります。

「ただの寝不足だと思っていた」「どの診療科に相談すればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

日中の眠気やいびき、眠りの不調が続く方は、てらすクリニックひきふねへ。
インターネット予約・お電話にて受付しています。
初診はどの医師の枠でも大丈夫です。症状により専門の医師を紹介することもございます。

▶ ご予約はこちら▶ 眠りの不調について相談する

てらすクリニックひきふね
のご案内

診療時間

診療時間 日祝
10:00〜14:00 - - -
16:00〜20:00 - - -
10:00〜13:00 - - - -
14:00〜17:00 - - - -

最終受付は15分前
★水曜日は18時までの営業になります。
※月・火・木・金が祝日の場合は、祝日の営業時間になります。

アクセス

スカイツリーライン「曳舟駅」東口より徒歩1分・押上線「京成曳舟駅」西改札口より徒歩4分

Page
Top