運転中・会議中に眠くなる…それ、睡眠不足だけではないかもしれません
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「会議中にどうしても眠くなる」
「運転中、信号待ちでうとうとしてしまう」
「しっかり寝たはずなのに、昼間の眠気が強い」
このような症状が続いている場合、単なる睡眠不足や疲れだけでなく、睡眠時無呼吸症候群が関係していることがあります。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする状態を繰り返す病気です。呼吸が止まると体が酸欠状態になり、眠りが浅くなります。そのため、睡眠時間を確保しているつもりでも、実際には深く休めていないことがあります。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、閉塞性睡眠時無呼吸は「睡眠時間がある程度確保できても、睡眠の質が悪いため昼間の眠気が出現する」と説明されています。
「寝不足だから」で済ませていませんか?
日中の眠気は、多くの方が経験する身近な症状です。忙しい時期や睡眠時間が短い日が続けば、眠くなるのは自然なことです。
しかし、十分に寝ているはずなのに眠気が強い、休日に長く寝てもすっきりしない、会議や運転中など本来起きていなければならない場面で眠気に襲われる場合は注意が必要です。
睡眠時無呼吸症候群では、寝ている間に何度も呼吸が止まることで、睡眠が分断されます。本人は「朝まで寝ていた」と思っていても、体は何度も目覚めに近い状態になっているため、疲労が十分に回復しません。その結果、日中の強い眠気、集中力の低下、作業効率の低下につながることがあります。日本呼吸器学会も、睡眠時無呼吸症候群の症状として、いびき、夜間の頻尿、日中の眠気、起床時の頭痛などを挙げています。
運転中の眠気は、事故につながることも
特に注意したいのが、運転中の眠気です。
眠気は一瞬の判断の遅れにつながります。まばたきが増える、ぼーっとする、前の車に気づくのが遅れる、車線をふらつく――こうした状態は非常に危険です。
睡眠時無呼吸症候群による日中の眠気は、居眠り運転事故や労働災害の原因にもなるとされています。 「気合いで乗り切れる」「コーヒーを飲めば大丈夫」と考えず、眠気が繰り返し起こる場合は、原因を調べることが大切です。
こんな症状はありませんか?
次のような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
家族から「いびきが大きい」と言われる
睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
朝起きたときに頭が重い、頭痛がある
日中に強い眠気がある
会議中、運転中、テレビを見ているときに眠くなる
夜中に何度もトイレに起きる
寝ても疲れが取れない
集中力が続かない
高血圧を指摘されている
睡眠時無呼吸症候群は、本人が寝ている間に起こるため、自分では気づきにくい病気です。特に「いびき」や「呼吸が止まっている」というサインは、家族やパートナーからの指摘で初めて分かることもあります。
肥満の人だけがなる病気ではありません
睡眠時無呼吸症候群というと、「太っている人の病気」というイメージを持つ方もいるかもしれません。確かに、肥満は睡眠時無呼吸症候群と深く関係しています。
しかし、原因はそれだけではありません。日本呼吸器学会では、首まわりの脂肪の沈着のほか、扁桃肥大、舌が大きいこと、鼻炎や鼻中隔弯曲といった鼻の病気、あごが小さい・後退していることなども原因になり、肥満でなくても睡眠時無呼吸症候群になると説明しています。
つまり、体型だけで「自分は大丈夫」と判断することはできません。
放置すると、生活習慣病や心血管疾患にも関係します
睡眠時無呼吸症候群は、眠気だけの問題ではありません。
睡眠中に呼吸が止まると、血液中の酸素濃度が低下します。これが繰り返されることで、体には大きな負担がかかります。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、睡眠時無呼吸症候群により高血圧が起こりやすくなること、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなること、さらに生活習慣病やメタボリックシンドロームにも関係することが説明されています。
「たかがいびき」「昼間に少し眠いだけ」と思っている症状が、実は体からの重要なサインである場合があります。
検査で睡眠中の呼吸状態を確認できます
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、問診だけでなく、睡眠中の呼吸状態を調べる検査を行います。
日本呼吸器学会によると、疑われる場合には携帯型装置による簡易検査や、睡眠ポリグラフ検査によって睡眠中の呼吸状態を評価します。睡眠ポリグラフ検査では、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を示すAHIという指標を用いて、重症度を判断します。
検査というと大がかりなイメージがあるかもしれませんが、まずは症状や生活状況を医師に相談することから始まります。
治療により、眠気や体への負担を軽減できることがあります
睡眠時無呼吸症候群の治療には、症状や重症度に応じてさまざまな方法があります。
代表的な治療法のひとつがCPAP療法です。CPAPは、睡眠中にマスクを装着し、空気を送り込むことで狭くなった気道を広げる治療法です。また、下あごを前方に移動させる口腔内装置、いわゆるマウスピースを使用することもあります。肥満がある場合は、減量や生活習慣の改善も重要です。
大切なのは、自己判断で放置しないことです。眠気の原因が睡眠時無呼吸症候群であれば、適切な検査と治療によって、日中の眠気や体への負担を軽減できる可能性があります。
まとめ:日中の眠気は、体からのサインかもしれません
運転中や会議中に眠くなる症状は、単なる疲れや寝不足だけが原因とは限りません。
特に、いびきが大きい、睡眠中の呼吸停止を指摘された、朝起きても疲れが取れない、日中の眠気が強いといった症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。
「忙しいから仕方ない」
「年齢のせいだろう」
「少し眠いだけだから大丈夫」
そう思って放置せず、一度医療機関で相談してみましょう。睡眠中の呼吸を調べることで、眠気の原因が見えてくることがあります。
日中の眠気・いびき・眠りの不調は、てらすクリニックひきふねへご相談ください
運転中や会議中に眠くなる、寝ても疲れが取れない、家族からいびきを指摘された――。
このような眠りの問題は、睡眠不足だけでなく、睡眠時無呼吸症候群などのからだの不調や、不眠・ストレス・気分の落ち込みといったこころの不調が関係していることがあります。
てらすクリニックひきふねでは、内科・心療内科・精神科などの診療を行っており、眠りのお悩みに対して、からだとこころの両面からご相談いただけます。公式サイトでは、内科・心療内科・精神科・皮膚科・訪問診療に対応していることが案内されています。
また、総合内科専門医として内科全般の疾患に対応する医師、精神科専門医・精神保健指定医が在籍しており、日中の眠気、いびき、不眠、ストレスによる体調不良など、原因がはっきりしない症状も相談しやすい体制です。
月・火・木・金は20時まで、水曜は18時まで、土日祝は17時まで診療しているため、仕事や学校の予定に合わせて受診しやすいのも特徴です。曳舟駅東口から徒歩1分、京成曳舟駅から徒歩4分の場所にあります。
「ただの寝不足だと思っていた」「どの診療科に相談すればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
日中の眠気やいびき、眠りの不調が続く方は、てらすクリニックひきふねへ。
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